皆さんはダイエットに挑戦したことはありますか?
美意識の高い女性の皆さんは、自分の体型には敏感であり、ダイエットは悩みの一つかもしれません。
ダイエットなどの身体を絞る、体重を落とすといったメカニズムを分析していくと、1番は『カロリー、糖質、脂質』を抑えるということが効果的です。
くのダイエットは、カロリー制限といった食事制限をするのが一般的になっていますが、食べたいものを食べれないとストレスになりますよね。
今回は『食べたいものを食べてもダイエット』という、ひと昔では考えれなかった話題ですが、それについて紹介していきます。
難消化性デキストリンとは?

難消化性デキストリンというのは、名前の通り消化をしにくいデキストリンで、デキストリンというのはトウモロコシから作られた『でんぷんの一種』の食物繊維です。
でんぷんですので味はあまりなく耐熱性・耐酸性に優れているため、食品に混ぜて使われることが多いです。
使われる食品には特定保健用食品があり、その30%以上に難消化性デキストリンが使用されていますので、ダイエットに興味がある人や生活習慣改善に気を遣っている人は聞いたことがあるかもしれませんね。
日本人の食生活は、慢性的な食物繊維不足に陥っており、それを補うために開発された健康食品という位置付けをされています。
日本人の食物繊維摂取量は減ってきており、 1950年代 の21gに比べ、1970年ころには15gとたった20年で5gマイナスとなりました。食物繊維摂取量の内訳を見ると、近年特に穀類からの割合が減っていることが分かります。
【佐藤病院】https://misugikai.jp/satou_h/column/202001-1/
食物繊維は第六の栄養素!
日本人の食事摂取基準(2015年版)では、食物繊維の目標量は、18~69歳では1日あたり男性20g以上、女性18g以上とされています。
昔まではバランスの良い和食を食べるのが日本人の食事習慣の定番でしたが、最近では欧米の食生活が主流になっているため、肉類などの動物性タンパク質が多く、野菜や穀物などの消費量が減ってしまったため、食物繊維の摂取量の低下を招いてしまいました。
食物繊維は、炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルの五大栄養素と同様に体を構成するのに必要不可欠ですので、『第六の栄養素』と呼ばれているほど重要な栄養素です。

体を構成する栄養素が不足してしまうと、あらゆる病気の引き金になってしまうリスクが高くなります。
【食物繊維不足のリスクとは?】
- 便秘になりやすい
- 痔になりやすい
- 大腸がんのリスク上昇
- 糖尿病のリスク上昇
- コレステロール値・血糖値の上昇
各栄養素について詳しくはこちら!
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難消化性デキストリンの効果とは?

【難消化性デキストリンの効果】
- 血糖値の上昇を抑制する効果
- 中性脂肪を抑制する効果
- 腸内環境を良くする効果
- 糖質・脂質の吸収を遅らせる効果
- ミネラルの吸収を促進する効果
難消化性デキストリンの効果は消化しにくいということで、腸の中での栄養の吸収を抑制して、特に糖分の吸収を抑える効果があります。
デキストリンは食物繊維に属していますが、他の食物繊維と違うところはミネラルの吸収を阻害しないという点です。
そのため大切なミネラルの栄養素は体に取り入れることができながら、カロリーの大きな糖分だけ吸収を抑制するということができるようになります。
そして食物繊維は消化器官で消化されず、直接腸に届く栄養素ですので、便秘に効くということで有名ですが、難消化性デキストリンも便秘解消効果が期待できます。
難消化性デキストリンはダイエットに効果がある?
食事の中に難消化性デキストリンを取り入れることで、今までと同じ食事内容にしながらも摂取カロリーを抑えることができるようになります。
糖分の吸収を抑えることで、体の中の糖分が全て使われた時には、次のエネルギー源である脂肪の燃焼が始まるために、ダイエット効果が期待できるというわけです。
しかも、吸収を阻害するのは糖分だけなので、食事の内容についてはバランスよいメニューにしておけば特別な工夫は必要がなくなります。
また食後の中性脂肪や血糖値の値が急上昇することを防ぐという効果もあり、メタボリックシンドローム予防や糖尿病予防についても効果を発揮します。
難消化性デキストリンの摂取目安量

難消化性デキストリンは日本人の食物繊維不足を改善するために開発された成分ですので、自然界の食材から摂取はできませんので、サプリメントや粉末から摂取することが主流です。
あまり『難消化性デキストリン』という商品名では販売されてないこともあり、『整腸作用がある』や『脂肪や糖質の吸収を穏やかにする』といったタイトルの商品に含まれていたりします。
まず、お腹の調子を整えることが目的の場合には3~8gとなっており、食後の血糖値が気になる人で、食後の血糖の上昇を抑えたい場合には4~6gとされています。
他には食後の中性脂肪の上昇を抑えたい場合、脂肪の多い食事をとる時などは5gとなっており、この量の違いは、体のどこに働きかけるかによって違いが出てきており、お腹の調子を整える時には腸の動きをよくする効果を目的としています。
血糖値や中性脂肪は吸収された糖分などの量により、体が反応を起こして血液中の値が変動します。それぞれの目的に応じて目安量を参考にして摂取しましょう。
難消化性デキストリンのおすすめの飲み方・摂取方法

難消化性デキストリンの飲み方も目的によって少し差があります。
お腹の調子を整えたいという時には、1日の接種目安量の範囲内で自分に合った量に調整をする必要があります。
初めて服用をする時には、いくら便秘が強かったとしても少量から開始をしていくようにしたほうが安全で、最初から多めに使用してしまうと効果が強くですぎて便が緩くなりすぎることがあります。
食物繊維の多い食生活を実行すると、ガスが出たり、お腹が張ったりすることがあります。食物繊維が腸内細菌により分解されると、二酸化炭素やメタンガスなどのガスが発生します。
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まずは少なめに使用して、効果が弱いと感じたら徐々に増やすようにしましょう。
血糖値を測る機会がある場合には、血糖値を参考にして摂取量を調整すると良いでしょう。
中性脂肪の値が気になっている時も同様に食事と一緒に1日に1回食事と一緒に難消化性デキストリンを摂取し、体の変化を経過観察しましょう。