人の美意識は『爪に出る』と言われているほど、何気ない身体の一部ですが、ふとした瞬間に人への好印象を与える部分ですよね!髪や歯など、普段見える箇所は丁寧なケアを心がけていても、爪がガタガタだったり、黄ばんだりしていると少しイメージダウンしてしまいます。
人にいい印象をもってもらうために、手指の爪は綺麗に保ちたいと考えている人は多いと思います。一方で、爪は非常に傷つきやすく、表面がガタガタになったり、はがれて「二枚爪」になった経験はあると思います。今回は、手指の爪の悩みの二枚爪について解説していきたいと思います!
爪の役割と構造

なぜ人間や動物には爪があるのでしょうか?日頃気にかけることは少ないかもしれませんが、手指の爪の役割は、『指先の保護や、物をつかみやすくする』ことなどです。また、足の指の爪があることによって、地面に立って歩いたりすることができます。
爪の主成分はケラチンという繊維タンパク質からできています。実はこのケラチンは髪の毛の主成分でもあるのです。ケラチンは、繊維状のタンパク質で、10~15%の水分が含まれています。一般的に手の爪が伸びる速度は1ヵ月で約3mmほどですが、年齢を重ねるにつれてその速度は緩やかになります。
二枚爪になる原因

爪が荒れる要因は爪に衝撃が加わって割れる外的要因もあれば、栄養不足などの内的要因まで様々ですが、主な要因をご紹介します!
栄養不足
爪の主な成分はケラチンです。ケラチンはたんぱく質を摂取することで補うことができます。
逆にたんぱく質が不足していると爪を作る働きが弱くなり、未熟な爪が生えてきた結果、割れやすい爪ができ、二枚爪の要因となってしまいます。たんぱく質含有量が多い食品類としては肉類、魚介類、卵類、大豆製品、乳製品が代表的です。バランスのよい補給を心がけましょう。
他にもケラチンを含むオイルでトリートメントしたりするのも効果的です。
手の洗いすぎによる乾燥
正常な爪には12%~15%の水分が含まれています。爪は水分が不足すると乾燥します。乾燥すると割れたり剥がれやすくなったりするので二枚爪を引き起こします。
そのため、手を洗い過ぎたり洗剤を使い過ぎたりすることによって、爪はより乾燥してしまうので注意が必要です。
物理的な衝撃によるダメージ
物理的な衝撃をうけると爪は割れてしまいます。爪先を強くぶつけたり、扉などに挟んでしまったというような場合で割れてしまったりします。
割れてしまうケースとしてよくあるのは、爪切りです。爪切りによって圧力がかかり、爪が割れてしまうことがあります。他にも長時間パソコンのキーボードを叩いていると爪にダメージが蓄積されて二枚爪になってしまいます。
今回は二枚爪になる要因について解説させていただきました。よくジェルネイルが二枚爪になると考えている方もいますが、間違ったオフの仕方によって爪を乾燥させてしまうことが原因です。
オフのときこそネイルサロンを利用してください!美しい爪をキープするために、普段の生活なかでも、ネイルをオフするときにも爪に負担をかけないように注意しましょう。