女性を中心に多くの人が悩んでいるO脚。直立した際にひざが閉じず、スカートなどの脚がでるファッションのバランスが崩れてしまったり、体の不調にも関係してくるため、早めの対策が必要です。
今回は、O脚に悩む方にむけて解決方法を紹介したいと思います!
O脚の症状

O脚とは、直立したときに膝の間に、約3cmの隙間ができる状態で、内反膝ともいわれる症状です。両ひざがそれぞれ内反し脚全体の形がアルファベットの『O(オー)』のようになっているため、外見面では下半身の方が上半身よりも太く見え、ファッション面では、スーツを着るとガニ股に見えるなど、見た目が悪くなってしまいます。
他にも膝の変形や痛みを起こす『変形性膝関節症』の原因となります。さらに足底や足首に負担がかかることで、『足底筋膜炎』などの障害が起こることもあり様々な障害がでてきます。
O脚になる要因

生まれつきの骨格が要因となっている先天的な『構造的O脚』と、姿勢や筋力低下によって引き起こされる後天的な『機能的O脚』の2種類があります。
「構造的O脚」は先天的なものになるため、改善には専門的な治療が必要になります。
『機能的O脚』は姿勢の悪さ、筋力の低下などが原因となるため、正しい歩き方やストレッチによって改善が可能です。
機能的O脚の改善方法

筋力不足、長期間のがに股や姿勢の悪さなどの習慣を正すことで「機能的O脚」を改善できます。改善方法をまとめたのでぜひ参考にしてください。
歩き方編
ガニ股で歩くとO脚は悪化してしまうので、正しい歩き方を身につけましょう。
正しい歩き方を意識すれば、自然となおってきます。どうしても歩き方が分からない人は、ビデオをとって自分の意識と実際の動きをすりあわせてみましょう。
以下のポイントを意識してください。
ポイント
- O脚だとひざが自動的に外に向きがちなので、意識してつま先を正面にむける。
※歩いているうちに戻ってしまいがちです。特に階段や坂道を上る際にがに股になってしまう人がいます。
- 踏み出す脚を1〜2cmほど高く上げて、足裏全体で着地。
- 背筋をまっすぐ伸ばして、重心を気持ち前に置く。
座り方編
座り方を改善すれば、骨盤のゆがみが治りO脚改善につながります。
座る際のポイントは歩き方と比べて意識しやすく実践しやすいですが、人によってはかなり窮屈に感じますので慣れが必要です。
- お尻を中央に寄せるように椅子に深く腰掛ける。
- 座面に対して骨盤を垂直に立てて、太ももは床と平行にする
- へその下あたりの丹田に自然と力が入るようまっすぐ座り、かかとは床につけて両ひざをくっつける。
※両膝をつけるときは、本などを挟むとより意識的にできます。
エクササイズ編
O脚を治すためには、内転筋を鍛えるエクササイズが有効です。
オススメは、横になりながらできるトレーニングと座りながらできる内もものトレーニングです。
- 座りながらできるトレーニング
椅子に座り膝の間にボールやタオルを挟み、太ももを強く閉じ10秒間保持します。それを10回行いましょう。
- 横に寝ながらできるトレーニング
横向きに寝て脚を組むように上側の脚を体の前に出し、下側の脚を垂直に上げて、空中で脚を30回ほど上げ下げします。
どちらも取り組みやすいトレーニングですので、ぜひ挑戦して改善してください。
見た目だけではなく、体にも不調を起こしてしまうためはやめの改善が必須です。将来のためにもぜひ実施してください!