皆さんは整形を検討したり、施術を受けたりしたことはありますか?以前は整形を嫌ったり、抵抗がある人がかなり多かったように思います。
しかし最近では、SNSで『プチ整形』といったワードがバズっていたように、インフルエンサーや有名人が整形を公言することによって、整形が身近なものになっており、コンプレックスを治すと言う意味では世間も寛容になってきた感じがありますね。
しかし、ただ整形と聞くと『切開をする』『痛みを伴う』などとネガティブなイメージが先行してしまいがちです。
そこで、今回はプチ整形で注目を集めている「ヒアルロン酸注射」についてご紹介します。
ヒアルロン酸とは

ヒアルロン酸の歴史は古く、1934年に米国コロンビア大学のマイヤー教授らによって発見された成分です。
ヒアルロン酸は人間の目や皮膚、関節、脳、動脈など体のいたる所に存在しており体内でも形成されます。特に肌、目、関節に多くヒアルロン酸は存在しています。
1987年からヒアルロン酸は、日本において医薬品として使用が認められ、眼病治療薬、関節炎治療のための注射として用いられてきました。
美肌効果があるヒアルロン酸
皮膚にもヒアルロン酸はあります。皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層からできておりヒアルロン酸は、真皮に含まれている成分です。
ヒアルロン酸は主に乾燥を防ぎ、みずみずしさやハリを皮膚に与える効果をもっています。
そのため、美肌を維持するためにもヒアルロン酸は有効的なのです。
しかし、皮膚のヒアルロン酸は年齢を重ねるごとに減ってしまいます。体内に存在するヒアルロン酸の量は、30代以降は急激にヒアルロン酸が減少していくため、肌の弾力は失われ潤いも失ってしまってしまいます。
その結果、乾燥、ニキビ、肌荒れなどいったトラブルに繋がってしまいます。
ヒアルロン酸注射が美容に適している理由とは?
高い安全性
ヒアルロン酸は古く存在が確認されていることから、他の成分と比べて研究が進み安全性が高いことが評価されています。
摂取が難しいヒアルロン酸を摂取できる
実はヒアルロン酸を含む食品は少ないです。
ニワトリのとさか、魚の目、ふかひれ、すっぽん、うなぎ、豚足などと一般的な食事の場にはでてこないものばかりです。
そのため、ヒアルロン酸注射は確実にヒアルロン酸を摂取できるため美容に効果があります。
施術後の跡が残りづらい
切開行為をせず、注射を打つだけなので跡の心配はありません。
また、状態や注入する位置や深さ、ヒアルロン酸の量などを考慮しながら施術を行うことができるため、気になる箇所をピンポイントでヒアルロン酸を摂取できるのもおすすめのポイントです。
ヒアルロン酸注射の副作用、注意点
ヒアルロン酸注射は美肌効果をもたらしてくれる一方で、注入後にお肌に赤みや内出血、しこりや黒っぽくなってしまうことがあります。
また、効果も他の美容施術と同じく1年半~2年しか持続しません。持続的に効果を感じるためにも繰り返しの注入が必要です。
ヒアルロン酸をいれる部位やクリニックによって値段は変わりますが、目安料金は9,000~50,000円です。
少し高いように感じますが、普段の生活では摂取しづらいことや効果が1年から2年ほど持続することを考えるとお得なようにも感じます。
ヒアルロン酸を摂取する量や部位については必ずクリニックと相談したうえで行いましょう。