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【ビヨンドミート】本当に動物性の食肉に代われるか?植物由来の代替肉の栄養素や安全性とは

みなさんは『ビヨンドミート』という食べ物を知っていますか?

その名の通り『肉を越えて』で、食肉の代替となる植物由来のお肉です。動物性由来のお肉と違い、動物性脂肪が入っておらず植物由来の次世代フードとして注目を浴びています。

日本でも『代替肉』は普及しつつあり、ダイエットをされている方や菜食主義者(ヴィーガン)にとっては、動物性タンパク質を摂取することを避けたいものですので人気が高まっています。

海を越えたアメリカでは、マクドナルドやケンタッキー、ペプシコーラといった大手ファーストフード、食品メーカーが商品の販売、開発を既にはじめています。

しかし、注目を浴びる一方でまだまだ認知が低いことが現状です。そこで今回は、『ビヨンドミート』について詳しく解説していきたいと思います。

ビヨンドミートとは?

【バロンズ・ダイジェスト】https://barrons.jiji.com/article/630

そもそも『ビヨンドミート』はアメリカの植物性肉メーカーの社名でもあります。イーサンブラウン氏が2009年に創業し、アメリカの大学との共同研究によってエンドウ豆から代替肉を生成されたことがはじまりです。

2016年には世界で初めて動物性由来の肉ではない食べ物として『ビヨンドバーガー』を肉売り場で陳列、販売し注目を集めました。

ビル・ゲイツといった著名人も資金出資しており、2019年にはナスダック市場に上場しています。2021年2月には、ファーストフード最大手のマクドナルド、ケンタッキー・フライド・チキン、タコベルといった外食大手企業とも提携を結んで販売されています。

【DCS】https://diamond-rm.net/overseas/69376/

地球の未来を救うエコ食材?

ビヨンド・ミートだけではなく、代替肉が動物性の食肉(牛肉・豚肉)に代わるのは、ダイエット中の人や菜食主義者だけのものではなく、地球のエコのことについても関係してきます。

日本では人口は減少していく一方ですが、世界規模で見てみると右肩上がりに人口が増えていっています。

そこで何が起きるかというと、人口が増える=食材を多く調達する必要があるということです。畜産業では動物を育成するために、広大な敷地を用意するために森林伐採、水の消費、電気の消費と、割と環境にダメージを与えているのが大きい産業になっています。

人口が増えることによって、そのダメージや消費量も右肩上がりになってしまう未来が見えてきています。

ですので畜産業の環境ダメージを少しでも分け合うために、代替肉に移行することは環境保全にも繋がることが『ビヨンド・ミート』によって発表されました。

代替肉は牛肉よりも温室効果ガス排出量が90%、水使用量が99%、土地使用量が93%、エネルギー使用量が46%少なく、人の健康や気候変動、資源保全などに良い影響を与えるという。

【DIAMOND ONLINE】https://diamond.jp/articles/-/284555?page=2

ビヨンドミートの特徴

【Bloomberg】https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-06-07/PSPBMG6S972901

ビヨンドミートの最大の特徴は、100%食物由来の素材によってできていることです。

ビヨンドミートのお肉はエンドウ豆と米からのタンパク質で構成されており、脂身に関しては、ココナッツオイル、圧縮キャノーラ油、ひまわり油です。

実際に調理をすると肉汁のような液体がでてきますが、これは植物性の油がでているだけで本物の肉汁ではなく、また肉の赤身らしい色には、赤かぶ(ビーツ)の色素を採用しているため健康に害はありません。

また、食感は実際に肉に近づけるために、牛肉の分子構造をMRIで分析をし、本物の肉に近づけるための研究がされています。

ビヨンドミートのメリットとは?

病気になるリスクの低下

普段私たちが食べている赤身の加工肉は『発がん性がある』とされています。

世界保健機関(WHO)の過去研究でも、赤身肉・加工肉を多く摂取した人はそうでない人と比べて、糖尿病や心血管疾患が発症しやすいことがわかり、発表されています。

比べて、ビヨンドミートは動物性脂肪や発がん物質が一切入っていないため、普通の肉を食べるよりビヨンドミートを食べていた方が健康に良いとされています。

腸内環境を改善する効果がある

普通の肉と比べて、ビヨンドミートには食物繊維が多く含まれています。

食物繊維を摂取することによって腸内環境を改善され便秘の解消につながります。腸内環境をととのえることによって大腸がんに対して予防的効果があるともされています。

普段の生活で食物繊維不足と感じる現代においてはとても効果的ともいえます。

ビヨンドミートのデメリットとは?

上述したメリットがある一方で、ビヨンドミートを食べることによるデメリットもあります。

それは、脂質を構成しているキャノーラ油とココナッツミルクが原因です。

キャノーラ油の心血管疾患

キャノーラ油は一般的に調理なのでよく使われている油ですが、実は心血管疾患のリスク因子であるとされています。

また、アメリカのテンプル大学の実験においてアルツハイマー病のマウスにキャノーラ油を与えたところ、学習能力と記憶力が低下し、体重増加を招くことが判明しています。

ココナッツオイルの悪玉コレステロール

ココナッツオイルには『飽和脂肪酸』が多く含まれています。

飽和脂肪酸を過剰摂取することによって、血液中の悪玉コレステロールが上昇しています。悪玉コレステロールが上昇し、体内で蓄積にすると動脈硬化につながってしまいます。

次世代フードにもやはりデメリットがあるようです。

ただし、過剰摂取をしない限り健康に被害はないので、メリット面のほうが大きく感じられます。

次世代フードとして注目を浴びているビヨンドミートですが、これからも改善がされていくと発表されています。

見た目も焼け方も味も動物性のお肉にそっくりなので一度はご賞味ください。

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