楽しい旅行や大事な仕事前に風邪をひいてしまい、予定をつぶしてしまった経験はないでしょうか?
最近ではコロナウイルスが蔓延しており、風邪に罹ったりして免疫力が下がってしまうと、怖いですよね。
時期によっては、突然鼻水や咳が出たり、喉が痛くなると、インフルエンザやコロナウイルスなどの他の病気を疑ってしまいがちです。
そこで今回は、風邪の原因や、いちはやく風邪を治す適切な対処方法について解説します。
風邪の原因

風邪は鼻から喉と器官を通じてウイルスに感染することで発症します。
風邪の原因になるウイルスには100以上の種類があることがわかっています。
ウイルスに感染した時に、疲労やストレスが溜まっている状態、もしくは偏った食事、睡眠不足などの不摂生な生活が続き免疫力が低下していると、体外にウイルスを追い出すことができず、風邪をひきやすくしてしまいます。
また、乾燥によって鼻やのどの免疫力を弱わり、ウイルスを増殖させてしまいます。
乾燥しやすい冬に風邪をひきやすくなるのはこのためです。

風邪と似たような病気

風邪と似たような症状(咳やのどの痛み、鼻水、発熱)として肺炎、扁桃炎などがあげられます。
これらと風邪との大きな違いは原因です。ウイルスでなく、細菌が原因で起こっています。
主な風邪(かぜ)ウイルス | 主な特徴 |
---|---|
ライノウイルス | 風邪(かぜ)の原因の約30~40%を占めるのがこのウイルス。秋や春に多く、主に鼻風邪(かぜ)を引き起こす。 |
コロナウイルス | ライノウイルスの次に多く、主に冬に流行する。鼻やのどの症状を起こす。 |
RSウイルス | 年間通じて流行するが冬に多い。乳幼児に感染すると気管支炎や肺炎を起こす場合がある。 |
パラインフルエンザウイルス | 鼻やのどの風邪(かぜ)を起こすウイルスで、子供に感染すると大人より重症になりやすい。秋に流行する型と春~夏に流行する型がある。 |
アデノウイルス | 冬から夏にかけて多い。プール熱の原因もこのウイルス。咽頭炎や気管支炎、結膜炎なども起こす。 |
エンテロウイルス | 夏に流行するウイルス。風邪(かぜ)の症状のほか下痢を起こしたりする。 |
そのため抗生物質を投与することで治療ができます。一方で、風邪はウイルス性のため抗生物質では効果はなく、いまだに風邪に効く薬は開発されていないのが現状です。
理由としては、風邪の原因ウイルスが100種以上と多すぎることがあげられます。
なので、医療機関で風邪と判断され処方される薬は症状を緩和するための薬なのです。つらい症状を緩和することによって、余計な体力の消耗を防いで自然治癒力を高めることを目的としています。
ウイルス感染には特効薬はありません。世界中どこを探してもウイルスが原因の風邪を治すお薬は存在しません。薬を飲ませたからといって治癒するものではないということをしっかりと認識してください。
【キャップスクリニック】https://caps-clinic.jp/kazekusuri/
ただし、ウイルス感染による風邪でも、細菌感染を合併している場合は抗生剤の投与が必要になる場合があります。
とくに肺炎は、症状だけでは風邪との判断がつきにくいので、風邪の症状が長引くようであれば医療機関での受診をおすすめします。
下記項目があてはまる人は風邪をひきやすい方です。注意してください。
- 睡眠不足気味、昼夜逆転している人
- ダイエットを目的とした偏食をしていて栄養バランスを欠いている
- 水分をあまりとらない
- 転勤、引っ越し、結婚などのライフイベントで生活が大きく変わった
- 手洗い、うがいをしない
- 外出時にマスクをつけない
早く風邪を治す方法

いくら注意をしていても風邪はひいてしまうものです。
もし、風邪をひいてしまったら以下の方法を試してみてください。普段よりも風邪のなおりがはやくなる可能性があります。
十分な睡眠をとること
風邪を治すにはまず睡眠です。アロマを炊く、アイマスクをするなどリラックスできる環境を整えるようにしましょう。
その結果、体の免疫力が高まり風邪が治りやくすなります。また、睡眠時にはしっかりと暖をとれるような服装をしましょう。
寝汗でびっしょりになったときようのために枕元に着替えをおいておくのもポイントです。
バランスの良い食事を摂取する
免疫力を回復させるために、しっかりと栄養素を摂るようにしましょう。
体を構成しているのは、栄養素ですので、バランスの良い食事を心がけ、次風邪にならないような強いバリアを体に貼るように意識しましょう。
WHOが発表した2021年の世界保健統計(World Health Statistics)によると、日本の84.3歳が世…
こまめに水分を補給すること
熱や発汗のため体は脱水状態になりがちです。
体温を落とすために冷たい飲み物をとろうとしがちですが、なるべく室温程度の水、白湯を飲むようにしましょう。吸収力が高い清涼飲料水や経口補水液もおすすめです。
普段からの生活も大事ですが、風邪をひいた際はぜひためしてみてください。