化粧水を塗るときにコットンを利用することで、化粧水の浸透率をあげたり、顔全体に均一にムラなく塗れるなど様々な利点があります。
しかし、コットンには複数の種類があり、自分の肌にあったコットンを使わないと肌トラブルを起こすなど逆効果をもたらしてしまいます。
また、正しくコットンを使わないとコストや時間が無駄になってしまいます。
そこで、本コラムでは、コットンの種類と正しい使い方について詳しく解説します。
コットンの種類(タイプ)

コットンにはいろんな種類があります。
それぞれの特徴をひとつずつ解説しますので、これからコットンの利用を考えていた方や今までコットンを使っていた人も必見の内容となっています。
【カットタイプ】スタンダードなコットン

四方を加工していないコットンで、よく薬局や小売店に置かれているスタンダードなコットンです。他のタイプのコットンは自分の使いたいサイズに合わせたい場合、コットンを裂く手間がかかりますが、
カットタイプは様々なサイズが売られているので、自分でコットンを裂く必要がないため時間を短縮することができます。
また、他のコットンタイプと同様にスキンケアの使用方法以外にも、クレンジングオイルや含ませることでメイク落とし、除光液を含ませればネイル落としにも使用できるなど様々な応用がききます。
赤ちゃんの肌にあわせた素材の場合は、赤ちゃんのおしりふきにも代用ができます。
ただし、毛立ちが強いものが多く、強くこすいだり、何度もパッティングをすると肌やネイルへコットンの繊維が残ってしまうので注意が必要です。
【サイドシールタイプ】ストレスフリーなコットン

コットンの両端をシールで貼り合わせているため、羽毛立ち、型崩れがしにくくストレスを感じずに使用できます。
ネイル、メイクオフ、パッティングで羽毛立ちが気になる人にはおすすめコットンです。
他のタイプのコットンと同じで、シールでとめていない部分は割くことができるので、自分の好みでサイズを調整できます。
【ラウンドタイプ】はじめてコットンを使う人におすすめ

ラウンドタイプは、毛羽立ちを抑えるために薄い不織布で中の綿を包み込む加工をした丸型のコットンです。
加工をしていることもあって複数あるコットンのなかでは、トップクラスに羽毛立ちがしにくいです。そのため、始めてコットンを使う人や濃いメイクを落としたい時におすすめの一品です。
【セパレートタイプ】 化粧水をよく含む

非常に薄いコットンを貼り合わせた多重層構造型のコットンです。
貼り合わせてあるコットンの間には空気が含まれているので、少量の化粧水でも十分にコットン全体に染み渡ります。また、貼り合わせてあるコットンは裂くことができるため、コットンパックにも使いやすいです。
化粧水をたっぷりと使いたいときや化粧水を節約したいときは、このコットンを使用してみてください。
【2WAYタイプ】 2つの機能をもつコットン

コットンの片面がパッティング用、もう片面がクレンジング用と2つの機能をもつコットンです。サイドシールタイプと同様で両端をシーツでとめているため羽立ちしにくくいのも特徴です。
パッティング用は綿になっていて、逆側はメッシュ状になっているので簡単に見分けることができます。2つの機能をもつため旅行や仕事にもっていくと便利なアイテムです。
コットンの選び方
毛羽立ち
コットンを弾力感で選ぶのもいいのですが、はじめてコットンを使う人はできるだけ毛羽立ちにくく、毛立ちが少ないものがおすすめです。
というのも、毛羽立ちしやすいものだと何度もコットンを使うことになるので、一度に使う量が多くなってしまいもったいないです。毛立ちが多いと肌やネイルに繊維が残ってしまうのでせっかくのメイクが台無しになってしまいます。
自分の肌にあったコットンを利用しよう
素材によっては自分の肌にあわず、肌トラブルを起こしてしまいます。
自分の肌の特徴が分からなくて不安な方や生まれつき肌が弱い人は、「オーガニック素材」のコットンを選んでみましょう。
農薬や化学物質を使用せずに有機栽培された綿のため、自然由来で肌に優しいことが特徴です。
他のコットンと違い若干値段は高くなりますが、肌トラブルがすくなくなります。
オーガニックコットンとは
3年以上農薬や化学肥料を使わないで栽培された農地で育てられた綿花のことをいいます。
また、栽培する人たちの安全や児童労働といった
働く人の環境を守って製造された綿をオーガニックコットンと呼びます。
【PRISTINE online shop】 https://www.pristine.jp/shop/pages/organic_cotton.aspx
コットンの正しい使い方
コストや時間をかける分、コットンを正しく使いましょう。
コットンを正しく使うことによって肌の各層への水分量も多くなります。
正しい持ち方、塗り方をマスターしましょう。
コットンの塗り方
- 化粧水は500円玉サイズの大きさでコットンに染み込ませる
- コットンは利き手に持ち、中指と薬指の2本を使ってコットンを挟む
- 鼻を中心として内側から外側に広げていくように塗っていく
- 目元や小鼻などの細かい部分は優しく塗る
あわせて読みたい:手とコットンの違い
今回はコットンの選び方、コットンを使っての化粧水の塗り方を紹介しましたが、
手で塗るほうがいいのではないかと考える方もいると思います。
両者の違いについてまとめた記事もあるのでぜひ読んでみてください。
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